2019/12/29 自己同一視化を俯瞰して見る
こんにちは。
今日は、自己同一視化について書きます。
自己同一視
先日読んだU理論の本に、自己同一視についての記述があります。
こうした自己同一視化は、目に見える物質に対してだけでなく、目に見えない自分自身の意見や観念などに対しても行われます。 たとえば、「プライドが傷つく」というのは、そのひとつです。プライドは目に見えるものではなく、頭の中で生まれるものに過ぎませんが、自分がもつセルフイメージにまつわる観念の何かが軽く扱われると、プライドが傷つくことになります。 また、自分の主張や意見が否定された時に、自分が否定されたような気分になるのも、その意見を自己同一視していることの表れです。
- 作者:中土井 僚
- 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター
- 発売日: 2015/09/26
- メディア: 単行本
この引用のあとに書かれていますが、自己同一視によって発生したセルフイメージによって、自分の中で堂々巡りをすることになり、相手や課題と向き合えず、前に進めなくなる場合があります。
また、自己同一視は自然なメカニズムなので、意識しないと外せないですし、外せない限りは前に進めないということになります。
U理論では、このあたりの上手な外し方がまとめられて、具体的には、対象となる相手や課題に向き合い、新しい答えを見つけに行く手法になります。
特に、今回読んだ本だと、プライドが邪魔をしているときにどのように一歩を踏み出すかなどの事例がまとめられており、参考になることが多いです。
私はまだ外しきれていない
この本を読んで、自己同一視を持つ自分を自覚するところまではきたのですが、そこから踏み出すところは不十分な状況です。
ただ、自己同一視を意識することで、自分が堂々巡りに入っているかどうかを俯瞰的に見るようになってきました。
無自覚にブレーキを踏み、前に進まないよりは、ブレーキを踏んでいることを自覚することで、次の一歩を考えられるようになっていると言えます。
まとめ
プライドなど自己同一視化によりブレーキがかかることがあるが、それを自覚することで外すことができる。
外せなかったとしても、自己同一視化に目を向けると、無意識にブレーキを踏んでいる自分を意識化できるので、変えられる可能性が高い。
では、また。