2019/12/07 設備やツールの導入での注意点
こんにちは。
今日は、設備やツールを導入する上での注意点について書きます。
先日のブログで、現場の課題を認知することなくツールの導入が優先されることについて書きました。
2019/12/02 課題発見・解決に必要な要素 - tommy24july blog
ツール導入が優先される原因が何か
ツール導入が優先される原因について考えたところ、特に役員決済が必要となる時に問題が発生していると感じました。
これは、費用に限らず、AI関係のサーバー導入のように社内関係各所の調整のため上層部が出てくる場合もあると考えます。
上層部の役割から考える
会社の上層部の方々は、社内の効率化や新しい価値を創造することを考える役割があると考えます。
詳細まで考えないとしても、方向性を示し、それを実現する為の環境整備をすることが必要になります。
この環境整備は、よくある管理系のプロセスで言うところの「人的リソース」「時間的リソース」「設備などのインフラ的リソース」が該当します。
この中で、上層部が権限を持っていて、確保が一番簡単なリソースは「設備などのインフラ的リソース」になります。
理由は単純で「買えば済むし、その権限は上層部が持ってるから」になります。
そうなると、たとえそれが現場の課題解決のニーズに整合していなかったとしても「導入したことが成果」となります。
その結果、「調達してやった」という立場で、その後うまく使いこなせない現場サイドに対して強い調子でフォローし、使いづらいツールを前に疲弊する現場が出来上がるという流れに見えます。
普段から問題を正確に把握すること
ここまでの流れを見ると、上層部の設備やツールの調達の権限を持っている限り、発生する問題のように見えます。
一つの要因は、現場の問題を正確に把握することなく問題設定する上層部の責任であると言えます。
そもそも、現場の問題を普段から把握し、適切に計画的に対策を実行できていれば、こういった問題は起きないはずです。
なので、普段から問題点を正確に把握し、その問題点への対策を適切に立案し、計画的に実行する必要があるということになります。
設備やツールを活用するリソースの確保
また、今回言及しませんでしたが、「人的リソース」「時間的リソース」の確保も優先して行なうことが大事とも言えます。
設備やツールは調達しただけでは動かず、それを動かすための人的・時間的リソースが必要となるため、それらの確保も必要になってきます。
しかし、その時間が確保されていないまま導入され、放置状態になる事例を見かけますので、こういったところもケアが必要と思います。
まとめ
上層部の責任として、普段から現場の問題点を把握し、対策を進めることが第一歩。
また、設備やツールを導入するときは、それを使いこなす人的・時間的リソースの確保が必要となる。
では、また。