2019/04/05 日本の労働生産性はなぜ低い?
こんにちは。
だいぶ花粉が飛んでるようで、目がかゆい状況です。
今日は、労働生産性の低さについてです。
昨日、下記の記事を見つけました。
日本の労働生産性はなぜ低い?生産性トップのドイツと比べ分かること「決断力が低い。特に上層部が決断をしない」 | キャリコネニュース
先進国の中での日本の労働生産性の低さについての記事ですが、なかなか興味深い記述がありました。
「根本的には、(日本は)決断しない。特に上層部が決断をしないと何が起こるかというと、『会議をしよう』という話になる。会議をしても『このデータが足りないと決断できないから、これを調べてきてくれ』と言われて、資料を作り直してもう一度会議をする、みたいなことを繰り返していて、労働生産性が上がるはずがない」
打合せの中で決断しない状況には頻繁に遭遇します。
この決断が遅いこと理由は興味があるところです。
原因として思いつくのは、下記のあたりでしょうか。
- 決断のための材料(インプット)が揃ってないから
- 決断する人がその能力を持っていないから
- 決断する人が失敗のリスクを過剰に感じているから
- 決断する人が決まっていないから
- 決断しなかった場合の損害が見えていないから
こうやって書いてみて、どれも原因としてありえますし、どれも改善可能だと思います。
今日も突発対応に関する日程打合せに同席したのですが、参加した担当者は困っている状況しか言わず、もう一人の担当者はできないしか言わない。
その後、沈黙が続いたので、仕方なく私が、
- 突発対応の優先度はどのぐらいか
- この突発対応をするのに必要な時間はどのぐらいか
を質問して、ようやくポツポツと話し始め、現状が見えるようになり、最終的には上司に申し入れをすることになりました。
このとき思ったのは、もし質問しなかったら、結論も出ずに無駄な時間を過ごしていたということです。
担当外の私が、ちょっと質問しただけで物事が結論が出る方向に進む。こんな単純なことができないのかとショックを受けていました。
この記事でも触れられていますが、いくら働き方改革で時短をやっても、この本質が変わらないと苦しくなるだけになります。
もっと、躊躇せずに決断に向けて進めることができないと、何も変わらないまま船が沈没するので、決断を後押しする教育や業務改革が必要になります。
では、また。