2020/04/10 自然言語処理は量子コンピュータの登場で変わるか
こんにちは。
今日は、量子コンピュータについて書きます。
量子コンピュータの向いている分野
下記の記事に、量子コンピュータが実用化された時に起きることについて、有識者の意見がまとめられています。
量子コンピュータの向いている分野とは:「量子コンピュータ×機械学習」は何の役に立ち、何の役に立たないのか - TechTargetジャパン
量子コンピュータによる莫大な演算リソースが活用されるところとして、創薬、サイバーセキュリティなどが挙げられています。
自然言語処理では現状のコンピュータで十分
一方で、量子コンピュータの進展がなくても、従来型のコンピュータでも充分活用できる領域も多いようです。
「この種の高度な研究開発は、量子コンピュータと機械学習のメリットを最も多く受ける」と話すのは、コンサルティング会社Accentureで、インテリジェントソリューションの責任者を務めるアフメド・アル・アディル氏だ。アル・アディル氏によると、古典コンピュータでも、現在実用化されている機械学習システムの大半は正常に動作するという。
最近、業務の中で自然言語処理に関わっていますが、現状のそれなりにハイスペックのサーバーがあれば、意外と実用に耐えうるのが実感としてあります。
もちろん、現状で足りてるわけではなく、もう少し演算リソースが向上することは望まれますが、量子コンピュータによるブレイクスルーを必要としないレベルだと考えています。
なので、この部分に関しては、実感を通して納得できますし、もし変わるとしたら他の分野であると考えます。
まとめ
量子コンピュータに進展でも、自然言語処理に対しては現状のコンピュータでも十分と言える。
では、また。