2020/03/23 リスクを見積もって対策を打つ
こんにちは。
今日は、リスクを見積もることについてです。
東京五輪にはプランBがなかった
東京オリンピック延期で、下記のようなツイートがありました。
(※この記事を書いた段階は、東京五輪延期の発表前でした)
五輪に国や都やあれこれがここまで投資して中止したら追加の出費がこうでといろいろ教えていただいていますが災害大国日本で五輪が開けなくなるような未曾有の事態が起きた時のプランBがなかった、という事実に愕然としてます。普通リスクヘッジするでしょ。
— 岩田健太郎 Kentaro Iwata (@georgebest1969) 2020年3月21日
#松下幸之助 翁は「経営の要諦は、雨が降ったら傘をさすこと」と語っていました。傘を用意し、さし方を練習しておくことが不可欠。まして「雨なんか降るはずがない」と決めつけたり、「雨のことを語るのは不謹慎だ」なんて非難するのはあまりにも非合理的ですね。プランB等の検討はリーダーの責任。 https://t.co/vquaKQNZWJ
— 本間正人 「敵をつくる言葉、味方ができる言葉ハンドブック」発売中! (@learnologist) 2020年3月21日
製造業だとリスク検討は行なう
私の場合は、製造業にいるので、あらかじめ故障を想定した設計検証をすることが当然だと思っていました。
そのときには、起きてはならないモード(例えば、発火するとか)を設定し、構成部品や要素の故障が発生する確率・重大度などで評価して、ランク付け・優先順位付けをすることが普通だと考えていました。
巨大プロジェクトだとこれができていない
しかし、このようなリスクの検討ついて、超巨大なイベントになったときに、そういうものを設定しない雰囲気になっているようです。
少なくとも日本では、地震は発生するし、台風は来るし、ミサイルは飛んでくるかもしれないし、新型ウイルスは広がっているかもしれない。
どれも、あり得るものと想定できますし、実際に、様々な映画やドラマ、小説などで描かれているので、人間が想像できているということです。
それが巨大なイベントになると、それができなくなっている現状が散見されます。
例えば、太平洋戦争時の旧日本軍、福島原発事故の津波の想定、みずほ銀行のシステム構築などが挙げられます。
このあたりは、根深い問題が隠れていると思うようになり、書籍「失敗の本質」やみずほ銀行のシステム構築の事例などを見て、自分の中に取り組む必要があると感じました。
では、また。