tommy24july blog 

名前:tommy24july / ウナギオウ twitterアカウント : @unagiou  タスク管理や仕事術、組込みソフトウェアに関することを書いています。

2020/02/12 説明可能なAI

こんにちは。

今日は説明可能なAIについてです。


今までは完全なブラックボックスだった

人工知能の代表的技術であるディープラーニングは画像認識などで広く応用されています。

ディープラーニングでは、教師データを大量に学習させることで、複雑な判断を通じて、自動的に正解パターンを見つけて判断してくれるというものです。

ただ、「自動的に正解パターンを見つける」ということは、裏を返すと「判断はブラックボックス」ということになります。

説明可能なAI

その中で、Googleが説明可能なAIをリリースしたという記事があり、だいぶ驚きました。

説明可能なAIとは? Googleの「Explainable AI」に触れながら解説 | Ledge.ai

画像判定の部分で、画像のどの領域を見て判断したかを可視化するというものです。

これを使って人間が検証することで、一定のリスク低減、特に医療や自動運転などの失敗が許されない分野では、活用が期待されます。

ただ、記事にも書かれていますが、あくまでも「領域」を示しているだけであり、その判断に至った経緯は今でもブラックボックスとのことで、完全に説明できているわけではないという課題があります。

とはいえ、「完全なブラックボックス」が表面的にでもわかってきたというのは大きな一歩と言えます。


では、また。