2019/12/16 競争とプラットフォーム戦略
こんにちは。
今日は、競争とプラットフォーム戦略について書きます。
先日のF太さんのツイートを引用します。
競争すると、得をするのは勝った人ではなくて、その競争をつくった人なので、自分は極力、競争はしないようにしている。競争したくなったら、その競争を仕組んだ人って誰なんだろう、って考えるようにしている。
— F太@ひらめきメモの中の人 (@fta7) 2019年12月16日
プラットフォーム戦略
これって、最近のGAFAなどが使う「プラットフォーム戦略」を表現していると考えます。
競争させることにより、その参加者は各自の努力で技術を磨き、優位に立つものが選別される仕組みと言えます。
経済学では競争は善となる
以前、Eテレの番組「オイコノミア」で競争について取り上げられた放送回がありました。
さすがにその番組のホームページはないのですが、当時の番組の内容をまとめたブログ記事があります。
Eテレ「オイコノミア〜競争しないとダメですか?〜」を観て。負けて強くなるってあるよね。 - 今日も、生涯の一日なり
この中で、経済学の中では「競争=善」とされ、推奨されるものとして扱われています。もちろん、資本主義の基本は競争ですし、そのおかげで今の技術の進歩があると言えます。
お笑いの賞レース
お笑いの世界だとM-1グランプリなどの賞レースが該当し、優勝に向けて各自が努力し、決勝までの間に選別されることになります。
ドライな言い方をすれば、選別の結果としてスターを作り上げることで、お笑い芸人を使うテレビなどのマスコミが得をするシステムと言えます。
昔も今も…
お笑いの賞レースやGAFAのプラットフォーム戦略以外にも、巨大な自動車会社は基本的に2社発注ですし、今も昔もあらゆるところに競争は埋め込まれていることになりますし、これからも続いていくと考えます。
ITの進展によりプラットフォームが巨大になり様々な弊害が出ている一方で、従来から歪んでいた部分が可視化されるようになった部分も大きいと考えます。
少なくとも、可視化されているプラットフォーム戦略に対して、それを認識した上でその競争に乗る・乗らないの判断を行なっていく必要があると考えます。
まとめ
競争は経済学では善とされているし、それがなくなることはない。
プラットフォーム戦略は、現代では可視化されているので、それを認識した上でその競争に乗る・乗らないの判断を行なっていく必要がある。
では、また。