2019/11/17 今後の動画ビジネス
こんにちは。
今日は、今後の動画ビジネスについて書きます。
先日、GLOBIS知見録で「動画ビジネス」に関するパネルディスカッションがありました。
2020年春からスタート!5Gで広がる動画ビジネスの可能性とは?~明石ガクト×伊藤博之×柳澤大輔×間下直晃 | GLOBIS 知見録
この中で話されていたことをまとめます。
動画コンテンツの種類
パネルディスカッションの中で、動画コンテンツは、次の3つに分けられ、それぞれの特徴を話されていました。
- コミュニケーション
- インフォメーション
- IP(Intellectual Property・知的財産権)
リアルタイムのライブ配信は「コミュニケーション」に種別され、それを録画したものの配信は「インフォメーション」に種別されます。
録画したものの配信とライブ配信を比べると、発信者や他の視聴者とのコミュニケーションが無い上に、より早く読める文字情報などコンテンツとの競合となるため、ライブ配信に比べて大幅に価値が低くなります。
「IP」は、コンテンツそのもので、IPを活用してコミュニケーションでもインフォメーションでも適切な手段を使って価値を作ることができます。
これによると、コンテンツとしての価値を持った人や物が配信することは当然として、ラジオの生放送、アニメの初回放送、スポーツ中継などのライブ配信が「コミュニケーション」にあたり、今後も大きな価値を持つことになります。
5Gでの低遅延は動画ビジネスを変える
現在の動画配信は、1秒で30フレーム(30p)が基本なので、1フレーム33ミリ秒となります。ただ、これが意外と人間の感覚としては「なめらかではない」と感じるようです。
これが5Gによる高速・大容量・低遅延の通信で、1フレーム1ミリ秒が実現できると、人が感じる没入感が格段に向上し、それは画質が8Kになることよりも有効とのことでした。
そうなると、先ほどの「コミュニケーション」の部分にこの没入感の向上が加わったときに、どんな感覚になるのかが興味深いところになります。 もし実用化されたら、一度体感してみたいものです。
まとめ
動画コンテンツは「コミュニケーション」「インフォメーション」「IP」に分けられて、IPが持つ価値をコミュニケーションの手法を用いて配信することに大きな価値がある。
また、5G化により1フレーム1ミリ秒が実現すると、コンテンツへの没入感が向上し、まだ想像できない感覚による価値の向上が期待される。
では、また。