2019/07/08 EV化に伴うコバルト不足
こんにちは。
今回は、EV化にともなうコバルト不足について書きます。
先日読んだ書籍「CASE革命」で、急速なEV化による影響として、「コバルトに関する供給不安」が書かれていました。
そこから、Google先生に聞いてみると、JETROの記事があり、参考になります。
コバルトは、リチウムイオン電池の正極材料に使われていて、現時点では有効な代替材料が無い状況のようです。
その埋蔵量、産出量は、アフリカのコンゴ民主共和国が半分以上を占めている状態。
しかし、政情不安がある上に、児童労働の問題、治安の悪化など、カントリーリスクが大きくあるようです。
一方で、EV化の流れに伴い、需要は急増しており、価格が大きく上昇しています。
そんなコバルトを使わない電池の開発が進められているようですが、現時点でまだ量産レベルに至っていないようです。
ただ、全固体電池になるとコバルトは不要になる見込みであり、そのあたりの動向で価格の高止まり状況が変わる可能性があります。
新技術がどのように発展するか大変興味深いです。
では、また。