2019/05/09 心理的安全性
こんにちは。
今回は、心理的安全性について書きます。
心理的安全性とは、Googleが「チーム生産性」を高める唯一の方法として発表したものです。
自分の言動や他者に与える影響を強く意識することなく、感じたままの思いを素直に伝えることのできる環境や雰囲気のことを指します。
心理的安全性とは?googleが発見したチーム生産性を高める唯一の方法 | BizHint(ビズヒント)- 事業の課題にヒントを届けるビジネスメディア
先月まで、別部署の開発チームに応援に入っていました。 応援に入った当初に感じたことは、いわゆる「ギスギスした雰囲気」で、心理的安全性でいうと、感じたままの想いを伝えられない状況にありました。
原因は、観察した限りでも多種に渡っていました。
高負荷で多忙な状況、各要素のサイロ化によるコミュニケーション不足、チーム内の人間関係の悪さなど、様々な要因があります。
とはいえ、全部を変えることは不可能なので、「各要素のサイロ化によるコミュニケーション不足」の解消に取り組みました。
いろいろ見渡して、各要素間をつなぐ仕様書に注目しました。
この仕様書は、多忙がゆえに優先順位を下げられ、発行されず、結果としてコミュニケーションのロスが急増し、さらに感情的なもつれが発生し、さらに伝わらない状況でした。
私がやったことは、各チームに優先順位を上げることを申し入れて、粘り強く発行のフォローをすることでした。
先月末で応援は終了したのですが、この仕様書は整備され、一元化されました。
その結果、少なくともコミュニケーションのロスは減少し、感情的な対立も減ったため、心理的安全性が確保されつつあるようになり、効率が上がったと思われます。
このとき私がやったことは、技術的なことではなく、発行の優先順位を上げて、コミュニケーションを円滑にして、感情的な対立を減らすことでした。
実は心理的安全性の確保というのは「後付け」で、この時は「なんとなく取り組んだ」というのがあります。
もう少し続きを書きたいですが、別の機会で書き足したいと思います。