2019/05/08 利益を生み出す製品を作る為に必要な行動は何か
こんにちは。
今日の日経の記事にに、キーエンスが最高益を出したとありました。
平均年収2088万円 キーエンス、7期連続最高益の秘密: 日本経済新聞
今回はキーエンスのように利益を生み出す製品を作るためには何が必要か、について書いていきます。
課題を先取りするということ
強みはいろいろとあると思いますが、特によく見るのは下記のものです。
- ユーザーが直面する課題を先取りして、その課題解決に沿ったオンリーワン商品を提案する(=高い付加価値)
- 課題解決の手段は、原価の安い部品の組み合わせで構成(=原価は安い)
注目するのは「課題を先取り」の部分です。
考えてみれば当たり前のことですが、いくらキーエンスと言えど、人間で構成されているので、何らかの方法論が確立されていると考えます。
今回は、そのあたりを推測していきたいと思います。
ユーザーの声を聞きまくる
元キーエンス社員のブログや、ビジネス系サイトの記事を読むと、下記のようなことが書かれています。
- 営業がユーザーの話を聞きまくる
- 得られたユーザーの話から新製品の企画を出しまくる
でもここで言う「ユーザーの話を聞きまくる」は、他社でも当然のように実施していると思います。
なので、そこから「新製品の企画」につなげるために、どんな方法論が考えられるでしょうか。
大量の情報から未来の課題を見つける
最近読んだBooks&Appsのブログで、下記のような記載がありました。
佐藤優の情報収集術 諜報活動では、情報(Information)とインテリジェンス(Intelligence)を区別している。 インテリジェンスとは、ありふれた情報からより深い意味や意図を読みとる行為。 つまらない新聞の行間からでも実際に何が起きているか読みとれるようになる。
「地頭の良い人」と、そうでない人の本質的な違いはどこにあるか。 | Books&Apps
この記事の内容をベースに考えると、キーエンスの営業は、ユーザーの情報を丹念に拾い上げ、その中から深い意味や意図を読みとっているように考えます。
特にキーエンスは、営業先を回るノルマは厳しいようですので、大量のユーザーの情報にふれることになると考えます。
そしてその結果、気がつくとユーザーが持つ未来の課題を見つけ出せているように思います。
また、あわせて、新製品の企画を出させる厳しいノルマがあるようですので、読みとった未来の課題から新製品のアイデアを出しているのだと思います。
まとめ
以上から、キーエンスでは、下記を大量に回すためにノルマなどを課していくことで、付加価値の高い製品を作り出していると考えます。
- 営業がユーザーの話を聞きまくる
- 得られた情報から未来の課題を見つける
- 見つけた未来の課題から新製品の企画を出しまくる
いろいろと調べているのですが、まだまだ興味深い内容が多いので、また別の機会でまとめていこうと思います。
では、また。