2020/01/19 ユニクロのICタグのコスト回収
こんにちは。
今日は、ICタグについて書きます。
ICタグに関して、下記のツイートがありました。
東レ、ICタグの価格5分の1に IoT普及後押しhttps://t.co/5r4rFa5Vms
— 小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) (@jaguring1) 2020年1月18日
「東レは1枚当たりの販売価格を2円以下に設定する方針で、従来品の10~20円前後と比べ大幅に安い。東レは衣料、食品大手などに売り込む」
ユニクロの無人レジ
先日、ユニクロで買い物をしたのですが、基本的に無人レジになっていました。
それが実際は、買い物かごを指定の場所に入れるだけで中身を判別して、そのまま画面表示されるようになっていました。
てっきり、コンビニやスーパーの無人レジのように、自分でバーコードを「ピッ」とするものだと思っていたのですが、これを実現可能としたのがICタグになります。
こういう技術を使うことで、店舗の省力化を促進できる素晴らしい技術だと思う半面、広がらない理由が分からないでいました。
ICタグが1枚=10円もしていた
その中で、上記のツイート「ICタグが1枚=10〜20円」を見て納得しました。
さすがに、すべての商品に1枚10円の値札を付けるのは、相当のコストがかかるのが想像できます。
なので、よほどのコスト上の効果がないと踏み切れるものではないと理解できます。
実際に、300円の靴下にまでICタグが貼ってあったということになるので、相当思い切ったことをしていたのだと思います。
どこでコストを回収してるか
1枚10円のタグの全面的な導入をしているのですが、ユニクロはどこで回収してるのでしょうか。
想像するに、店舗の省人化としてだけでなく、店舗や物流倉庫での在庫管理まで含めて実現していると考えます。
ICタグの場合、例えば箱の中身の確認の際に、無人レジでの中身の判別と同じシステムを使えば人手による確認は不要になります。
さらにそのデータを集中管理することで、物流の最適化を実現できると考えます。
物流全体を変えようとしている
そういえば、昨年11月に次のようなニュースがありましたので、ICタグもこの大胆な物流な改革を実現しているのだと感じました。
ファストリ、MUJINらと提携で物流倉庫の自動化に弾み 最終目標は“企画から最短10日で店頭に届く” _小売・物流業界 ニュースサイト【ダイヤモンド・チェーンストアオンライン】
ユニクロの巨大な流通網を使って、ICタグの導入コストを回収できるようになっていると実感しました。
では、また。