2020/01/06 今後のディープラーニングの使われ方
こんにちは。
今日は、ディープラーニングに関する記事から書きます。
2019年はディープラーニングが広がった年
IT mediaで、ディープラーニング協会・松尾理事長へのインタビュー記事がありました。
「2020年は、ディープラーニングで成長する事業が生まれる」 東大・松尾教授 - ITmedia NEWS
2019年はディープラーニングの活用が広がった年と答えており、実際に様々な分野での活用事例を見かけるようになりました。
一昨年までは、Googleのネコ認識に代表される画像処理の分野が多かったですが、最近は音声認識や言語処理分野でも事例を聞くようになっています。
ディープラーニングは、人間の脳の仕組みを模したニューラルネットワークを多層に重ね合わせて形成するものです。
また、ニューラルネットワークの演算自体は、加減乗除と行列式を使う比較的シンプルなものです。(だからGPUが活躍することになった)
そんなシンプルな原理を様々な分野で応用できることにあらためて驚かされますし、それだけ脳の仕組みが良くできていると実感するところです。
ディープラーニング活用の今後
記事の中で、興味深いところがありました。
ユーザー企業の悩みを理解し、それを解決するような製品・サービスでなければ現場で使われないと、多くの技術者やベンダーが気付き始めているという。課題に気付いている技術者やベンダーによって、20年は技術とビジネスの融合がさらに進むとしている。
ディープラーニングは、様々な分野へ応用できますが、あくまでもツールであることには変わりません。
なので、技術者やベンダーの役割は、応用先の問題を特定し、その問題の本質を理解し、応用方法を提案することになります。
特にディープラーニングが、一時的なブームから定着期に入ったと言えるため、ディープラーニングそのものの知識よりは、問題解決に向けた本質的な役割が問われることになります。
まとめ
ディープラーニングは、2019年に一気に広がり、2020年もその動きは変わらない。
ただし、ディープラーニングが定着期に入りつつあり、エンジニアやベンダーは問題解決に向けた本質的な役割が問われることになる。
では、また。