tommy24july blog 

名前:tommy24july / ウナギオウ twitterアカウント : @unagiou  タスク管理や仕事術、組込みソフトウェアに関することを書いています。

2019/11/26 日本語の読みやすさ

こんにちは。

今日は、日本語の読みやすさについて書きます。


英語の読みやすさを測る「Fog index」

だいぶ前ですが、英語のテクニカルライティング(工業英語)を習った時に、講師の方から読みやすさの指標として「Fog index」を紹介されました。

これは、「一文が長いもの」や「単語の節が多いもの」は集中力や高度な知識が要求されるため読みづらい、という前提をもとにできた指標です。

なお、単語の節について、例えばcommunicationの場合、com-mu-ni-ca-tionと5つの音節を持つため、「長い音節の単語」に割り付けられます。

英文校正と英会話個人レッスンのライティング・イングリッシュ

簡単に計測できるWebページもありますし、レベル感も明示されているため、分かりやすい指標となっております。

日本語だとjReadability

何かのブログを読んでいた際に、日本語の読みやすさの指標に関する記載を見つけました。それが、jReadabilityというシステムになります。

jReadability

このシステムでは、単語ごとに読解の何度が設定されていて、その難易度を集計したうえで、文全体の読解レベルを判定するものになります。

また、文中の各単語に対して難易度を表示してくれるので、どの単語が難しいとされているかが判別可能になっています。

自分のブログで試す

サンプルとして、私自身のブログの文章を使ってみました。

例えば、下記のブログの前半部分だと、「中級後半」と判定されました。

これは少し意外に思いましたが、詳細を見ると、「規格」や「標準」という単語がやや上級の単語であったことが影響したようです。

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外国人とのやり取りで役立つ

jReadabilityの説明にも書かれていますが、これで測定された結果は日本語を母国語として使っている人にはそれほど影響しないものになります。

逆に言うと、日本語を外国としている人には有効な指標となります。

今回自分のブログを計測して、中級後半レベルと判定されたことで、外国人にとっては読みづらい単語が多いことがわかりました。

「規格」や「翻訳」のような専門用語は仕方ないとしても、「動員」や「引用」のように他の言葉に置き換え可能な場合は配慮が必要だと感じました。

まとめ

英語で言う「Fog index」のような指標として、日本語ではjReadabilityが使える。

この指標は「日本語が外国語」の人へ使うことが有効。


では、また。