2019/08/29 AIが麻雀でトップに並ぶ
こんにちは。
今日は、人工知能が麻雀でも成果を上げつつある話です。
地味なニュース扱いになってるけど、これめちゃめちゃすごいぞ。 https://t.co/L2OLY4DHth
— 藤田肇☘️弁理士・技術戦略コンサルタント (@fujitahajime) 2019年8月29日
AIが麻雀で人間のトップに並ぶ
【麻雀 #AI「Microsoft Suphx」が人間のトッププレイヤーに匹敵する成績を達成】
— 日本マイクロソフト株式会社 (@mskkpr) 2019年8月29日
マイクロソフトリサーチアジアが開発した麻雀 AI が人間最強レベルのプレイヤーに匹敵する成績を達成。今回の成果は推論と意思決定レベルの向上により、金融投資など複雑応用が期待されます。https://t.co/ZB837hwnH2 pic.twitter.com/0zNKpivzaX
人工知能(AI)をゲームに応用した事例として、オセロ、チェスに始まり、この数年だと将棋や囲碁まで人間に勝つところまで来ました。
特に囲碁は、将棋などと比べてケタ違いの複雑さを持つにも関わらず、グーグルのAlphaGoで人間を破るところまで来て、すごい時代が来たと思っていました。
囲碁将棋は比較的単純なゲーム
しかし、ここまでに上げたゲームは、
- 二人で対戦し、
- 一手ずつ交代するゲーム
- すべての状況が見えて、運の要素は無い
- 勝敗が数値や「詰む」という形で明確
なので、意外と単純なアルゴリズムで実現可能なものでした。
麻雀は複雑なゲーム
ところが、麻雀は、下記のように大変複雑な要素を持っていました。
- そもそも4人で行なうゲーム
- 基本は順番に牌を取るが「鳴く」ことで順序が変わる
- 捨て牌と自分の配牌以外は見えず、運の要素が入る
- 点数で勝敗は決まるけど、一局毎に目指す点数が違うし、「途中で降りる」ことも考える
意思決定や戦略策定に活かせる
これだけ複雑な要素を持つゲームで、人間に近づいているというのはすごいことだと思いますし、意思決定や戦略策定に応用できることが期待されます。
今後も注目していきます。
では、また。