2019/07/23 基幹システムのまずさについて
こんにちは。
今日は、SAPの基幹システムに関して書かれたブログ記事について書きます。
読んだ記事はこちらになります。
日本の基幹システムがこんなことになってしまった理由を知るために全員が読むべき小冊子(無料) - orangeitems’s diary
このブログ記事では、SAPの基幹システムに関して書かれています。
その中で、現在のシステムのバージョンR3が2025年にサポート終了を迎えるに当たり、様々な問題があることが書かれています。
その中でも、注目したのが下記の部分です。
その日本独特の商習慣をどうするか。海外の場合はユーザー会の発言が活発でどんどんSAP本社に意見を伝えて標準機能に加えて行ってもらったそうです。ところが日本はSAP本社への要望は行わず、どんどんカスタマイズを作っていった。時間が進んでいくとそのカスタマイズを集めたテンプレートが出回るようになったものの、テンプレート自身がアドオンを含んでいるために中途半端な成果になってしまったそうです。またテンプレート自身が他の会社のビジネスプロセスであるために、自社の差分をどうするか。これもアドオン対応するということで、日本で基幹システムの保守にこれだけお金がかかるようになってしまった、ということです。
最近、日本の国際競争力が下がっていて、その中でも一人あたりのGDPが先進国の中で極端に低いと言われています。
その対策として、働き方改革であるとか、付加価値を持つ製品への選択と集中などが叫ばれています。
しかし、この記事を読むと、実際は基幹システムの使い方のまずさが意外と大きな原因なんじゃないかと思い始めてました。
引用以外のところでも詳しく述べられていますが、せっかくの会社内での統合システムなのに、部署ごとにカスタマイズしまくったために、データの共有ができないなどがあるようです。
このあと、このブログで紹介している冊子を一度読んでみて、何かしらの気づきを得たいと思います。
「日本企業のためのERP導入の羅針盤~ニッポンのERPを再定義する~」発行のお知らせ | JSUG -JAPAN SAP USERS' GROUP-
では、また。