2019/07/01 うつ病にならないために
こんにちは。
今日は、Books & Appsの記事から書きます。
下記の記事がありました。
欝病が増えた原因について、下記のように書かれています。
そして、その特別な状況は昭和とともに終わった。
ところが、その状況は約30年にもわたって続いたため、人々はいつしかそれを「当たり前のこと」と思うようになってしまっていた。だから、その状況が終わったことをなかなか飲み込めなかった。
というより、いまだに飲み込めていない。社会の中で誰もが自分の存在に絶望しないで済むのは当たり前、というのを、今でも多くの人が信じて疑わないのだ。
そして、その状態で「あ、この会社は自分がいなくても回るのだ」と気づいてしまう機会が増えた。
だから、一気に鬱病にかかってしまうのだ。
これが、現代に鬱病が増えたことの一番の理由だ。
特に、会社にだけしか居場所のない人には、この傾向が増えていくでしょう。
その状態で、会社での存在意義を失ってしまうと(実際には本人が思ってしまうと)、一気に鬱病になるのは理解できます。
実際に、会社以外に存在意義を見出している人、例えば週末に夢中になれる趣味を持ってる人を見ると、「この人は鬱病にならないだろうな」と複数の事例が思い当たります。
そんな中で、対処法として、下記の3つを提案されています。
1.自分は世の中に必要のない人間だ、ということを、まずは「認め」る。
2.その上で、居場所を作る「努力」をする。
3.万が一居場所を失ったときの逃げ場所として、「一人遊び」を覚える。
この中で、3つ目は、趣味を持つことが推奨されていて、私も有効だと考えます。
驚いたのは1つ目で、世の中で必要とされていないと思うことを「認めること」があがっています。
これは、なかなか勇気のいることです。 でも、これを認めなければ、次に進まないのも事実です。
この「次に進む準備」のためにも、他の2つ目、3つ目のことを同時に満たす必要があります。
こういう自覚を持つためにも、心が落ち込む前にこれらを意識して準備することが大事なのでしょう。
趣味を作るとか、会社以外の居場所を作る努力とか。
そして、心が安定しているときに、自分がいなくなっても世の中が回っていくことを受け入れるとか。
では、また。