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名前:tommy24july / ウナギオウ twitterアカウント : @unagiou  タスク管理や仕事術、組込みソフトウェアに関することを書いています。

2019/02/28 ハンディキャップへの処置と優遇

昨日の記事の続きです。

「ダイバーシティ」があたりまえにある日本の未来のつくりかた~乙武洋匡×小室淑恵×杉山文野×白木夏子 - YouTube

ハンディキャップに対する処置と優遇

Q&Aのコーナーで、LGBT障がい者などのマイノリティに対する制度が、見方を変えると特別扱いになるのではないか、という質問に対して、乙武さんが回答していました。

支援などについては、「処置と優遇」の二種類に分けられる。

同じスタートラインに立っている場合に支援する制度は「優遇」。

障がいや性別違いでスタートラインがデコボコの状況で、それを直す支援しているのは「処置」。

この件を、乙武さんが映画館を事例に話していました。

自由に席を選べない(=車椅子ゾーン限定になる)から「障がい者割引」が設定される。

これは、席を選べない不自由に対する「処置」として受け入れられやすい。

一方で、杉山さんのようなLGBTに対して「LGBT割引」設定されたとする。

そうなると、他のマジョリティと同じ条件(=席は選べる)なのに割引を受けるから「優遇」となり、特別扱いの制度と見られても仕方がない。

私が知らなかっただけなのですが、様々な支援制度に対して、処置と優遇という分類はとても重要ということがわかります。

その分類でいうと、小さな子どもを持つ人(特に女性)への「様々な支援制度=処置」に対して、それを「特別扱い=優遇」と捉える人が多い現状があると考えます。

そういう考えの人には「デコボコのスタートラインを補正する処置であること」を理解させることが大事なのですが、その解決のキーワードは昨日の記事に出した「理解と共感」になると思います。

ただ、少なくとも「理解」をしてもらうために何が必要か、まだ自分の中で具体的な答えが出せなくて歯がゆい状態です。

では、また。